雑学

自分で勝手にお酒を作っても大丈夫?

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どぶろく(濁酒)というお酒をご存知でしょうか?

字のごとく「濁り酒」です。
米や麹(こうじ)などを発酵させると、次第に沈殿していきますが、

〇これをろ過したものが清酒
〇ろ過しないお酒をどぶろく(濁り酒)となるのです。

濁酒はお米の甘さが染みています。
風味などを楽しむにはもってこいのお酒で、家でも簡単に作れてしまいます。

しかし、勝手に作ってしまうと酒税法にひっかかり、5年以下の懲役、又は50万円以下の罰金の対象になってしまうので注意が必要となってきます。

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お酒を造るには酒類製造免許というものが必要になるからです♪
過去の裁判を調べてみると、濁酒にまつわる裁判があり、なんと最高裁判所で争われていました。

男性が自宅で濁酒を製造したのですが、それが税務署の耳に入り、「何の許可もなくお酒を造ったのは酒税法違反だ!」として裁判にかけられています。



男性の主張
「販売目的で作ったわけではない!料理を作るのと一緒だから、お酒を作って何が悪いんだ!国民は憲法の中で幸福を求めてよいとされる幸福追求権や、自分の生き方を自分で決める、”自己決定権” があるではないか!だからお酒を作ってもいいんだ!」と主張しました。

結果
この男性は負けてしまい罰金30万円に処せられました。

裁判所の言い分
「多くの人がお酒を作るようになってしまったら、お酒にかかっている「税金」がとれなくなってしまい、国は大きな損害を受けてしまう。」という内容の判決を下しました。

自分で勝手にお酒を作ってはいけないのですね。

著者出川 雄一(ツイッター)   障がい者の工賃を高める仕組み(福祉資本主義)を考え、実践しております。主に点字名刺・点字印刷・ハンドメイドなど。障がい者ブランド(ココリティ)の活動も行っています。

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