雑学

人を大切にした藩主!上杉鷹山とは?

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今日の雑学は上杉鷹山(1751 – 1822)についてです。

アメリカの大統領を歴任したジョン・F・ケネディは、日本で最も尊敬する人物に上杉鷹山の名前をあげています。上杉鷹山を知らない日本の記者達は、思わず首をかしげていたそうです(^^)

米沢藩の初代藩主は上杉謙信の養子である景勝(かげかつ)です。
上杉景勝は徳川家康と仲が悪く、関が原の戦いで家康が勝利すると、米沢に左遷されてしまいます。 →120万石から30万石になってしまいました。

しかし、上杉家は謙信の時代から義を大切にする家柄です。
収入が大きく減ってしまいましたが、人を大切にしたい気持ちから、希望する家臣に対し、リストラ政策をとらなかったのです。

そのため、財政的に厳しい状況が続きました。
しかし、このピンチを救ったのが家老の直江兼続さんでした。

武士に農業をやらせるなどして米沢の産業を発展させようと考えたのです。すると、次第に収穫量を増やしていき、額面上30万石の場所を51万石まで成長させる事ができました。

一石 = 米1000合です

しかし、直江兼続に続く人材が出てこなかったために、
米沢藩は次第に衰退し、事務手続きの不手際なども重なり、15万石に減らされてしまうのです。

~年が流れ~

米沢藩の上層部
「もうだめだ!俺達が政治を行っても米沢藩は成り立たない(/o\) だから、徳川家に米沢藩を返してしまおう」 米沢藩を徳川家に返上するという、前代未聞の事態に発展しかけた時、九州の親戚に優秀な人材が存在する事に気がつくのです。

この人物こそが上杉鷹山です。

17歳で9代目藩主になり、
19歳で米沢に入国!
鷹山は改革案を作成するにあたり、部下に対して命令を出すのです。

鷹山さん
改革の目的はただ一つだ! 藩内に存在する、「身体障がい者」・「病人」・「老人」・「妊娠」・「子供」など、社会的に弱い立場にあるものを大切にする政治を実現したい。つまり、米沢藩の改革は民を富ませることにある。藩政府が富むことではない。そういう改革案を作れ。

鷹山さん
「産業の発展こそ、国が栄える原動力だ。だから、新しい産業を沢山作らなければいけない! 米沢の気候は漆(うるし)、楮(こうぞ)、桑、などが非常に適している。コメだけでは産業は発展しないので、これらを積極的に植えよう。そして、収穫したらそれを加工して他の国に売ってしまおう。」

鷹山は100万本ずつ植えることを考えるのです。

しかし、ここで問題が発生します。
新しい産業を発展させようとしても人手がたりません。何故ならば、農民達は米を育てるので精一杯。とても、漆などを育てる時間がなかったのです。そこで、鷹山は身分制度の厳しかった時代、暇な武士にその仕事を任せる事にするのです。

武士達は唖然とします。
「自分達は桑を植えるために存在しているのではない!」

しかし、鷹山は見抜いていたのです。
一部の武士たちはやることが無く、形式的な話し合いだけで一日が終わっている事をを・・・

武士達はしぶしぶ桑を植える事となりましたが、意外と不満は出なかったようです。何故ならば、仕事ができることの喜び、米沢藩のために働ける喜びを実感していたからです。

これらの産業により民の生活は良くなり、次第に余裕が出てきます。すると、今度は福祉政策に力を注ぐのです。 江戸時代、働けない老人を山に捨てる事例が数多く存在し、また経済苦から、生まれたばかりの赤ちゃんを殺してしまう習慣がありました。 これらの人達を救ったのが鷹山さんです。

鷹山
「赤ちゃんやお年寄りを大切にしない人間は法律で処罰する!」

さらに、法律だけでは駄目だとわかり、赤ちゃんが生まれた家に対して養育手当てを支給する政策を開始したのです。 つまり、赤ちゃんを捨てない仕組みを作るのでした。  ←  当時としては画期的な政策です。

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弱者に優しい政策を打ち出した鷹山さん。
すると、次第に少しずつ人口が増えてくるではありませんか(ノ^-^)ノ

また、東北で多くの餓死者を出した天明の大飢饉! 米沢藩では藩士・農民に倹約を勧めており、鷹山さん自らも粥を食べて倹約を行っていたそうです。その為、被害を最小限で食い止める事ができました。一説によると、一人の餓死者を出さなくて済んだのではないか? とも伝えられています。

その後、自分の役割が終わったと感じ、35歳で隠居!→ 10代目が悪政を働いたために41歳で復権! 米沢藩の民を幸せへと導いていきました。

上杉謙信の義の精神、それに直江兼次の政策を取り入れた上杉鷹山。その後、この精神は上杉茂憲(もちのり)さんへと引き継がれ、沖縄の発展に大きな貢献を果たす事となるのです。 (参考資料、上杉鷹山の経営学)

著者 出川 雄一(ツイッター)   障がい者の工賃を高める仕組み(福祉資本主義)を考え、実践しております。主に点字名刺・点字印刷・ハンドメイドなど。障がい者ブランド(ココリティ)の活動も行っています。

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