雑学

電車など鉄道車両のドアの構造にはたくさん種類がある

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電車など鉄道車両のドアには種類がいくつかある。今では鉄道車両に使われていないのもあるが紹介していこうと思う。

 

片開式ドア・・・片開式ドアとはその名の通りドアが左右どちらかの片方向にしか開かないのでこう呼ばれている。最近では通勤型・近郊型ともに両開き式ドアを採用したものが多いため首都圏では通勤型・近郊型車両の物としては見る事がない。(通勤型も近郊型も基本的には一般型と呼ばれるがここでは説明の都合上通勤型・近郊型と表記する)

(ただし、寒冷地で走っている731系などのJR北海道の車両は除く。)

京成電鉄3150形(1995年)

出典:ウィキペディア

 

両開き式ドア・・・両開き式ドアとは文字通り二枚の扉をそれぞれ反対方向に動作させることでドアを開閉できるようにしたもの。最近新造される新型車両の大半は両開き式ドアを装備している。ドアを片開きから両開きにすると得られるメリットはドアの幅の拡大とドアが開閉するのにかかる時間が短縮できるなど。

JR東日本E235系電車の両開き扉(山手線)。手前のホームドアも両開きになっている。

出典:ウィキペディア

 

中折れ式ドア・・・中折れ式ドアとはバスや一部の電車・客車で採用されていたドアの種類。現在は中折れ式ドアを採用する車両はない。(※折り戸、折れ戸とも言う)

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近鉄12400系の折戸

折戸を採用した車両は復活するのか : れいるのおと
折戸は、扉を開いたときに折り畳みできる構造になっているドア。最大のメリットは、引き戸のように戸袋を必要としない点。その構造から戸袋設置できない路線バスの1番前の扉は、かねてから折戸が採用されてきた。鉄道車両にも多く採用されており、ブルートレインのそれが有名

↑上記サイトより引用

 

プラグ式ドア・・・プラグ式ドアは、閉まった後に車体と密着して騒音や風切音が発生しないように工夫されたドアの事。車体の外にあるドアが閉まって車体に密着するものを「外プラグ式」、戸袋の中にあるドアが閉まって外側に押し出されるものを「内プラグ式」と言う。

特急型車両や新幹線用車両(E5系やE2系など)はもちろん、路面電車などに採用されている。

鉄道車両の側扉に採用されたスライド式プラグドアの例(JR東海371系電車)。

リンク機構式は前面への使用例も多い。

出典:ウィキペディア

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