その他福祉

NPO法人と社会福祉法人の違いとは?

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検索でこのページを見てくれた諸君!

施設にはNPO法人と社会福祉法人などがあって、それぞれ何が違うのかわからないんだね? ∑(´□`;) 

よ~し! それじゃあ、あなたの代わりに調べてあげるよ~(ノ^-^)ノ

そもそも、NPO法人と社会福祉法人では、その本質に違いが見受けられました。というのも、NPO法人とは、社会貢献活動を行っている市民団体に対し、法人格を与えましょう!という性質のものなのです。

法人格とは、法的にその組織に対して人格を認めましょう!というものです。例えば、法人格をもっていると、団体名で口座を所有する事が可能となります。

一方、法人格を持っていない団体は任意団体となり、団体名で財産を所有する事ができません。また、法人格をもっていないと、団体名義で契約をする事ができないので、メンバーの個人的負担が大きくなってしまいます。

NPO法人は、特定非営利活動促進法に記載された、12の分野にあてはまる事業、つまり社会福祉以外の事業を行ってもいい事になっています。

一方、社会福祉法人は社会福祉全般の事業を行います。 → 社会福祉とは何ですか?(参照) この社会福祉法人は厳格な決まりが記載されている、”社会福祉法” を守らなければなりません。 税制面で優遇される反面、行政のチェックが厳しくなります。

税制面においては、NPO法人も少しだけ税制優遇措置がとられるものの、公益法人ほどの優遇は受けられません。(社会福祉法人は公益法人扱いとなり、税制面でかなり優遇されます)

Q, NPO法人と社会福祉法人!どちらが設立しやすいのでしょうか?
A, やはり、設立しやすいのはNPO法人でした。

というのも、社会福祉法人の場合、基礎となる資産がなければ設立できない事になっています。原則、社会福祉法人で施設を運営したい場合、運営するための土地や建物がなければなりません。

一方、NPO法人については資産基準が設けられていないので、財政状態が厳しくても、一定の条件を満たしていれば設立する事が可能です。

また、社会福祉法人は認可制となっておりますが、NPO法人は認証制となっています。

Q, んん(・_・?) 認可と認証の違いって何?
A, 認可制がややこしいのは、基準があるものの不明確なものが多く、行政側の担当者の判断で、その是非が決まってしまう点があげられます。

一方、認証制とは行政側の裁量が存在せず、基準に従って書類を提出し、条件を満たしてさえいれば、認めざるをえない制度となっています。

というのも、NPO法(特定非営利活動促進法)が施行されたのは1998年12月です。しかし、それまでの間はどうだったのか? というと、公益な事業を法人で行う場合、全て認可を受けなければいけませんでした。

これでは、せっかく志がある人が挫折してしまうよ~

 



 

NPO法が施行された事で、より簡単な手続きで法人を作れる事ができました。よって、初心者の方はNPO法人が無難かと思います。実際、NPO法人から社会福祉法人に転換する団体も多いようです。

細かい違いは多々ありますが、

大きな違いは上記の通りとなっております。

さぁさぁ、みなさん!法律は整いましたよ^^v
あとは皆さんのやる気次第です☆ 社会で孤立している人たちを、助けてあげてくださいね♪ 出川 雄一 (福祉ジャーナリスト / 障がい者就労研究家)

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